dondonmusasabi’s diary

座右の銘は”死ぬこと以外はかすり傷” インコちゃんズや日常の健忘録的ブログ。

アメリカ生活あるある その2

スターバックスに、土曜日の朝立ち寄った時の事です。

 

白いナーシングスクールの制服を着た30代くらいの女性が

私の隣でコーヒーが出来るのを待ってました。

 

どこの学校なのかな?と思って

「どこの看護学校?私も看護学生なんだ。」

と聞くと、すぐ近くにあるLVN(日本でいう准看護師みたいな感じ)

の学校だというので、コーヒーが出来るまで少し話ました。

 

そこは私立の看護学校で、平日コースと週末コースがあり、

彼女は週末コースのため土曜日の実習にこれから行く途中なんだと言いました。

 

でも、その彼女コーヒーと他の飲み物2つ買い、ペイストリーもいくつか買っていて

友達のぶんも買って実習先に行くのかと勝手に私の頭で想像してたんです。

 

そして、外に出た時一人のホームレスがいました。

彼女は、自分が余分に買った飲み物とペイストリーをホームレスに渡し、

その後車に乗って行ってしまいました。

 

余分に買った飲み物と食べ物は、ホームレスの人のためだったんです。

 

たしかに、スタバに入るとき、そのホームレスの彼がいました。

でも、私にはその彼のために食べ物と飲み物を買ってあげるという

発想は、彼の近くを通るときにこれっぽっちも湧きませんでした。

 

アメリカでは、ホームレスをよく見かけます。

道の中央線に立っていて、車が信号待ちの間に物乞いしていたり。

お金をわけてくださいと書いてある看板を持って

寒い中幼い子供を連れたお母さんが道脇にたっていたり。

お店の出入り口で、小銭をくださいという人もいます。

 

アメリカで、偉いなぁと思うのは

そういう人に普通にみんなお金をあげたりしてます。

高校生くらいの子が、ホームレスの人に通りがかりに1ドルあげたり

さっきの看護学校の女性のように食べ物をあげたり。

 

いつもはエゲツナイ、個人主義の国だな~って思うことしばしばですが、

人が困っていたり、助けが必要な時は、

アメリカでは、他人でもさっと助けてくれます。

大丈夫?って声をかけてきてくれます。

(地域と場合にもよると思いますが・・)

 

個人主義だけど、寛容でもあります。

 

昔よく、父が本気なのかジョークなのか

「アメリカ人はバカだからな~!」(ひどいですね・・)

と何故かよく言ってましたが

(戦争を経験した世代でもないんですよ)

もちろんそんなことないですし、

時にはその寛容さと、溢れる自信を見習いたいと思うときさえあります。

 

そんな私も数年前、離婚協議の真っ只中で辛かった時

スタバのドライブスルーでコーヒーを買おうとしたら、お店の人に

「あなたの前の車の人が、あなたの分のコーヒーも払ってくれたわよ。」

と言われて、顔も見てない人にコーヒーを買ってもらったことがありました。

(私はホームレスじゃなかったですが・・)

 

その時、孤独感と不安でいっぱいだった時期で

コーヒーを買ってもらったという事より、

その思いがありがたくて涙が出たのを覚えてます。